「売上高」独立・開業ブログセミナー第15回
今日は、損益計画書の一番上に位置する売上高についてです。
この、売上を見積もるのが一番難しい事です。
おおざっぱに見積もるのならこうなるでしょう。
「売上高」=「一月あたりの売上高」×12
ですが、あなたのしようとしているビジネスは
毎月の売上高が一定のものですか?
また、一か月の売上高を見積もるのにも、
1日あたりの売上高を見積もって1か月分の
営業日数で掛けるだけでは、精度が低く
なりませんか。
一週間の売り上げは毎日同じではないでしょう。
考えると、意外に色々な事が分からなくては
売上計画が出来ないことに気づかれましたか。
商品ごとの売価を把握し、来店客数の見込みをたて、来店客単価
を乗じるであるとか、季節変動はあるかなど細かく考えれば考えるほど
わからなくなります。
ですが、この過程を面倒だからといって適当に
済ませてしまってはいけません。
悩んで考えて、色々な角度でご自分のビジネスの売上構造を分析
しておくと、
開業後実際の売上とのズレが生じた際に原因分析が
し易いのです。
そして、分析が出来れば対策も思い浮かぶことでしょう。
ですから、ここはとことん分析してください。
そして、その中で一番厳しい数字(売上高の少ない数字)を計画値
としましょう。
その理由はわかりますね。
計画においては、「入りは少なく、出は多く見積もる」
のが開業後のリスクを少しでも少なくするからです。