「販売費・一般管理費」独立・開業ブログセミナー第18回
今回触れる「販売費・一般管理費」は、売上を生み出すために
間接的に要する費用と言えるもので、一般的に「経費」と
言われるものにあたります。
「販売費・一般管理費」の一例を挙げるなら、
① 人件費にかかるものとして
「役員報酬」・・・取締役の報酬
「給与手当」・・・事務等を行う社員の給与
「法定福利費」 ・・・社会保険料や雇用保険料など
「福利厚生費」・・・事務所に備え付ける常備薬や飲料やちょっとした食べものや
社員旅行や忘年会・新年会・歓送迎会の費用など
② 販売にかかる費用として
「広告宣伝費」・・・チラシ・パンフレットやHP維持管理費用や名刺代など
③ 管理にかかる費用として
「地代家賃」・・・事務所の地代や家賃
「水道光熱費」・・・事務所の水道代や電気代など
「消耗品費」・・・事務所の備品(筆記用具やコピー用紙などだけを別に分けて
「事務用品費」とすることもあります。)など
「租税公課」・・・印紙代や証紙代や公的証明書作成手数料や自動車税や重量税や
預金の利子から天引きされた国税(=「源泉税」といいます)と地方税
(=「利子割」といいます)など
これら「福利厚生費」や「広告宣伝費」といった名称の事を、
「勘定科目」と言います。
例示した勘定科目以外にも使われている勘定科目は沢山ありますので、ご自身の事業の
特性に応じて使うと良いでしょう。
また、あくまで私見ですが、一般的に使われている勘定科目の中にふさわしい勘定科目が
無いと思えば、柔軟に名称を設定してもかまいません。
ご自身の事業にはどんな費用が掛かるのかを考えてもれなく計画に
組み込むことが第一です。